精進料理
もてなしの基本から
禅寺のもてなし
禅寺のもてなしは、心をこめることから。禅寺のおばんざいは、添加物を使ったようなものではなく、心を込めて作るもの。一度だまされたと思って、一所懸命」料理してみてほしいのです。工夫を心がけ、素材を大切にすると、素朴な素材からも、おいしさが引き出せます。そして禅寺のおばんざいは食べる側の気持ちも大切。本当によい時を過ごすには、もてなす側だけではなく、もてなされる側の心構えも必要です。少しお腹をすかせて相手を訪ねる。料理を作ってくれた人の気持ちを考え、しっかり味わって食べる。それだけで食事はもっとおいしくいただけます。
もてなし・おばんざいの基本
禅寺のおばんざいの基本は、身のまわりの食材を使い、食べる人の健康を思いやりながら作ることです。豪華な食材を使うことだけがもてなしではありません。作り手の心が大切です。もてなし基本「三徳」はまず人になりきる。人それぞれによって趣味嗜好があります。嫌いなものは絶対においしくないもの。その人の気持ちになって考えましょう。次に時になりきる。日本には美しい四季があります。春夏秋冬にあわせて変化をつけることは和のもてなしの基本です。食事なら冬は温かく、夏は冷たく。最後に所になりきる。婚礼、葬儀、茶会、デートなどによって必要なものはかわってきます。その場に応じて変化をつけて。場にふさわしい材料と料理を。